パパさんです。妻、娘1人、犬1人と一緒に暮らしています。地方の病院で臨床検査技師をしております。検査技師のことだけでなく、子育てやワンちゃんとの生活、資産運用(投資)のことなど様々なジャンルについてお話します。
今回はウィズダムツリー米国クオリティ配当グロース・ファンド(WisdomTree U.S. Quality Dividend Growth Fund)についてお話していこうと思います。ティッカーシンボルはDGRWです。私のポートフォリオの中でもお気に入りの一つです。利益成長期待のグロースファクター、ROA及びROEを基にしたクオリティファクターのそれぞれで上位となる銘柄を選定したETFになります。もう少し簡単に言うと、配当の成長が期待できる(増配率が高い)銘柄に投資していきますよーってことです。
構成銘柄
時価総額20億ドル以上の米国株を構成銘柄としています。成長性と質の面で精査、300銘柄を採用しています。300銘柄に分散されているので分散力としては高そうです。日本ではコロナショックで多くの企業が配当を減額、停止しましたが米国は企業は株主のものという考え方なので不況でも配当出し続けている企業が多いです。
DGRWに含まれる企業は、マイクロソフト(MSFT)、アップル(AAPL)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)、プロクター・アンド・ギャンブル(PG)、ブロードコム(AVGO)、コカ・コーラ(KO)、メルク(MRK)、ホーム・デポ(HD)、フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)、シスコシステムズ(CSCO)など名立たる企業で構成されています。似たようなETFにVIGがあるのですが、AAPLは含まれていません(2023.3.22時点)。しかし、DGRWにはAAPLが含まれているので私はDGRWの方が好きです。
セクター比率は配当ETFでは珍しいテクノロジーが上位になります。比率としては25%と1/4を占めているので株価の上昇も期待できますね。消費財なども上位を占めているので安定感もあります。
パフォーマンス
パフォーマンスになります。比較としてVTIとVYMを対象に使っています。青い線がDGRW、赤い線がVTI、黄色い線がVYMになります。2014年からのパフォーマンスの比較になります。
サイトはBacktest Portfolio Asset Allocation (portfoliovisualizer.com)
からになります。色々と組み合わせることができるのでぜひ皆様活用してください。2014年に10000$購入して配当再投資でのパフォーマンスになります。一時期はVTIに負けていますが、最終的には僅差でありますが、VTIに勝っています。去年の下げ幅が少なかったのが勝因になります。やはりボラティリティが低いと最終的なパフォーマンスは優れていきそうです。去年パフォーマンスのよかったVYMにもパフォーマンスは上回っていました。ただ、優れたETFであることには変わりませんのでVYM派という方の意見も参考にしております。
手数料
手数料は0.28%になります。安いとは言えませんが許容範囲内であると思っております。むしろ0.28%の手数料を払ってでもVTIよりパフォーマンスがいいというのは衝撃の結果ではないでしょうか。
分配金
分配は毎月分配になります。ただし、3月、6月、9月、12月の月の配当が多い傾向にはなります。毎月同等の額が分配されるということではないので注意が必要です。
増配率
増配率は驚異的な数字になりました。5年増配率が6%越え、10年増配率が12%越えになっております。さすが、米国クオリティ配当グロースといったところでしょうか。似たような増配ETFにVIGもございますが、若干DGRWのほうが上回っております。もてばもつほどYOC(Yield on Cost)が高くなっていきます。YOCとは具体的に{年間受取り配当金÷買値 (平均取得価格)}であるため、連続増配する前提で考えると、基本的にYOCが高い銘柄ほど、長期保有するに従って配当利回りが上昇します。
さいごに
購入金額も手ごろなので定期的に買い付けていこうと思います。現在の利回りではなく、5年後、10年後、20年後の利回りを考えたらぜひとも保有したいと思っております。将来どれだけお金を生んでくれるのか今から楽しみです。
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