パパさんです。妻、娘1人、犬1人と一緒に暮らしています。地方の病院で臨床検査技師をしております。検査技師のことだけでなく、子育てやワンちゃんとの生活、資産運用(投資)のことなど様々なジャンルについてお話します。
2023年11月2日深夜(日本時間)にFOMCでパウエル議長より金利据え置きを決定しました。政策金利は5.25~5.5%の幅を維持します。2会合連続の利上げ停止となります。利上げ見送りの要因としてはインフレが落ち着く傾向が続いていること、長期金利の上昇によって家計や企業の借り入れコストが増え、負担となっていることが主な要因とされています。パウエル議長の発言の要点としては、「賃金の伸びに緩和の兆し」「米長期金利の上昇 FRB期待の政策を反映したものではない」「さらなる金融引き締めが正当化される可能性も」です。金融引き締めを匂わせつつ、終わりが見え始めているかも?っていうニュアンスですかね。人によって受け取り方は違うかもしれませんが、私はそう解釈しました。となると、金利はこれ以上あがらないだろう(上がっても後1回)ということであれば、米国債が買い時かもしれませんね(あくまでも投資の判断はご自分で…)。米国債の中でも長期の国債ETFであるTLTやEDVがおすすめです。EDVについては、以前まとめているのでこちらをご参照ください。
TLTとは
iシェアーズ米国債20年超ETFは米国籍のETF(上場投資信託)。残存期間が20年を超える 米国債で構成される指数に連動する投資成果を目指す。TLT 銘柄 - iシェアーズ米国債20年超ETF 投資信託(ファンド)情報 - Bloomberg Markets
とされています。超長期(20年越え)の米国債で構成されています。
デュレーション
デュレーションは、金利の変化に対する価格感応度を示す値(単位:年)で、債券投資において広く用いられるリスク指標です。デュレーションは長ければ長いほど、債券は金利変動に対して感応度が高くなり、結果、債券価格の変動がより大きくなります。そんなTLTのデュレーションは、17.55年です。かなり長いですね。つまり長期金利が1%下がれば、株価は17.55%上昇することになります。2023年11月の状況で考えてみると、長期金利が5%超えるよりも、4%を目指す方が確立的には高いのではないでしょうか(あくまで投資は自己責任で)。私は、パウエルの発言を聞く限り金利が上がるよりも下がる可能性が高いと考えました。
構成
構成は以下の図のようになります。GOVというのが米国債を表しています。なぜGOVが米国債をあらわしているのか分かりませんでした。ここについてはあやふやですみません。
配当利回り
国債は価格と金利がシーソーの関係になります。以下の図のように金利があがれば債券価格が下がり、金利が下がれば債券価格が上がります。価格が下がるということは利回りがあがり、価格が上がると利回りは下がります。2023年はFRBの政策により利上げに次ぐ利上げで債券価格がバーゲンセール状態になっております。現在の政策金利は5.25~5.5%で歴史的にみてもかなり高い金利になります。そのため、2023.11.3日現在の利回りは3.82%になっております。債券なので米国が破綻しない限りは3.82%の利回りが確保されています。めちゃめちゃありがたいですよね。また、チャートの図を見ていただくとわかるように設定来でかなり安いところにあることが分かります。そして最近底をついた後徐々に上がってきていることが分かります。MAXは170$オーバーあります。まだまだ上昇の余地があることが分かります。
なぜ今債券投資なのか
今の債券価格はかなり割安です。何度もいいますが歴史的に見ても割安です。ここでTLTのチャートを示します。
2002年からの全期間のチャートになります。2023年11月2日現在の価格が87.04$と設定来最安値付近であることが分かります。私が言いたいのはそこだけではありません。出来高が過去類を見ないぐらいめちゃめちゃ高くなっています。一般的に株の出来高が急上昇するのは、①「出来高増加+株価上昇」=買いシグナル、②「出来高増加+株価大幅下落」=突っ込み買いのチャンス、③「出来高増加+株価上昇」=吹き値売り、①~③に当てはまるのがほとんどです。金利上昇にメタメタに売られた米国債にFOMCのパウエルの発言で急激な買いが入っている②の状態であると私は考えています。もちろん、個人の感想ですので、投資の判断はご自身でお願いします。
TLT買っちゃいました
これが実際に買ったTLTになります。86.75$で468株、約600万円分買いました。100$に戻るだけでも15%の利益です。600×1.15=690万、90万円の利益です(税は無視)。うまくいくといいな。完全に願望です。
最後に
今回は株ではなく国債(米国債)の話をさせていただきました。もちろん、最終的なパフォーマンスは株式の方がダントツにいいので株の価格が安い今買い進めていくのも一つの手ではあると思います。もしくは、2024年の新NISAにむけてキャッシュをためておくか。米国株を買い進めていくのならMMFをためていくのもいいのかも知れません。金利の高い今、MMFも4%後半なのでこれもありだとは思います。
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