パパさん日記

妻、娘1人、犬1匹と一緒に暮らす平凡な臨床検査技師のパパさんです。

臨床検査技師の認定資格とは?取得までの道のりを解説!

パパさんです。妻、娘1人、犬1人と一緒に暮らしています。地方の病院で臨床検査技師をしております。検査技師のことだけでなく、子育てやワンちゃんとの生活、資産運用(投資)のことなど様々なジャンルについてお話します。

今回は、臨床検査技師の認定資格にはどんなものがあるのかお話していこうと思います。現在、臨床検査技師資格を持っている皆さんや学生の皆さんのご参考になれば幸いです。

 

二級臨床検査士

まず、二級臨床検査士からお話していこうと思います。二級臨床検査士は臨床検査技師の認定資格の中で最も保有数が多いと言われています。日本臨床検査医学検査学会の報告によりますと、昭和28年から平成15年(2003年)までの間に27,062名合格者が出ているそうです。ただ、このデータは古いので今はもっといることが予想できます。

受験資格は、臨床検査技師の資格を保有している人なら受験できます。なので、自分の力試しのために受けてみてはいかがでしょうか。受験料は、27,500円(税込み)、登録料は3,300円(税込み)かかります。登録するまでに30,800円(税込み)かかるので気軽にとはいけないかもしれませんが、登録してしまえば更新などもないのでおススメです。

二級臨床検査士の種類としては、微生物学、病理学、臨床化学、血液学、免疫血清学、循環生理学、神経生理学、呼吸生理学の8種類に分類されます。各々が担当している部署の二級試験を受けてみましょう。

一級臨床検査士

次に一級臨床検査士の説明になります。名前から想像できる通り二級臨床検査士の上位互換が一級臨床検査士になります。ただ、一級臨床検査士のブランド力は、二級と全く違います。ほんとに月とスッポンぐらい違います。一級臨床検査士を持たれている方を見るとやはり知識量がすごいですね。まぐれでは合格できないタイプの試験なので、この認定資格を持っている方をその道のプロで見て間違いないと思っても大丈夫です。

受験資格は、臨床検査技師の免許を取得してから5年以上の実務経験又は教育歴を有している人。かつ、二級臨床検査士資格認定試験当該科目に合格後3年以上の実務経験または教育歴を有し、検査室の指導的技術者として適当な人物であることを所属長が証明した者とされています。試験を受けるまでのハードルもだいぶ高い試験になります。

試験も1次試験は筆記、2次試験は実技と細かく分類されています。しかも、筆記試験は英語もあります。ただでさえ、内容が難しいのにそれに加えて英語です。合格した人は本当にすごいですね。

受験料は、1次の筆記試験が22,000円(税込み)、2次の実技試験が33,000円(税込み)になります。専門筆記に合格して英語のみの方は、11,000円(税込み)になります。登録料は、5,500円(税込み)になります。登録するまでに60,500円(税込み)必要になります。これはあくまでも噂話なのですが、一級臨床検査士を一発で合格はできないのだとか…これはあくまでも噂です。恐らく試験が難しすぎて一発で合格した人がいないというだけだと思いますが。合格率自体は20%以下ではありますが、真偽のほどは定かではないです。

一級臨床検査士の種類としては、微生物学、病理学、臨床化学、血液学、免疫血清学、循環生理学、神経生理学、呼吸生理学の8種類に分類されます。各々が担当している部署の二級資格を持っている方は、ぜひ一級試験も挑戦してみましょう。

緊急臨床検査士

緊急検査士の説明になります。あくまで私のイメージですが、二級臨床検査士のそれぞれの分野の詰め合わせセットが緊急検査士というイメージです。なので、この緊急検査士を持っている人は最低限のことはできるんだろうなーって思われると思います。また、認定救急検査技師の資格申請点数で5点と高得点なのでそのために持っている人もいるかもしれません。

受験資格は、臨床検査技師の資格を保有している人なら受験できます。なので、自分の力試しのために受けてみてはいかがでしょうか。受験料は33,000円(税込み)、登録料は3,300円(税込み)になります。登録するまでに36,600円(税込み)かかります。登録するまでに36,600円(税込み)かかるので気軽にとはいけないかもしれませんが、登録してしまえば更新などもないのでおススメです。

超音波検査士

臨床検査技師の花形の超音波検査士です。一般の方にはエコーする人=臨床検査技師というイメージも強いみたいです。そんなイメージの超音波検査士ですが、なかなか認定資格を取るにはハードルが高そうです。

受験資格は、必要単位数の取得や症例数の確保し、レポート提出など受験するだけでも大変そうです。

受験料は、20,000円(税込み)または22,000円(税込み)になります。所属する学会によって受験料が異なるみたいです。

超音波検査士も細分化され、体表臓器、循環器、消化器、泌尿器、産婦人科、健診、血管領域に分類されています。

細胞検査士

細胞検査士の説明になります。別名スクリーナーと呼ばれています。病理検査領域で臨床検査技師が登場するフラジャイルという漫画があります。漫画を見たことがないのですが、恐らく細胞検査士も出てくるのではないのでしょうか。細胞検査士はおよそ6000名の資格保有者がいるそうです。受験資格は、臨床検査技師の資格の所持者であり、1年以上の細胞検査実務を経験した者、もしくは日本臨床細胞学会認定の細胞検査士養成機関卒業見込み者又は卒業者です。つまり、養成機関であれば学生の頃から細胞検査士になれます。受験料は、40,000円(税込み)になります。一次試験と二次試験があり、二次試験の問題量は莫大であると言われています。合格率もかなり低いです。なので、しっかりとした試験対策が必要となります。

認定輸血検査技師

まずはじめに、認定輸血検査技師試験を受ける条件は以下のようになります。
1~4全てを満たす必要があります。それだけで挫折してしまう人も多そうです…。事実私もこの条件を見て受けるのを1年見送りました…。

  1. 臨床検査技師であることが大前提です(当たり前ではありますが…)。
  2. 申請時に現在および通算して3年以上日本輸血・細胞治療学会または日本臨床衛生検査技師会または日本臨床検査医学会会員であることが必要です。ただし、認定時には日本輸血・細胞治療学会会員であることを必要です。つまり、認定時に輸血学会員であればOKです。
  3. 輸血検査歴3年、他の検査歴も含めて通算5年以上の検査業務経験が必要となります。つまり、検査技師としての経験は5年必要です。6年目にようやく申請ができます。
  4. 学術論文、学会発表等の業績発表により、認定輸血検査技師申請の資格審査基準の必要な単位を取得していることが必要です。さらに輸血に関連した各種学会、講演会および研修会での活動歴を評価されます。学会発表、論文投稿等したことがない方でも学会・研修会で50単位以上取っていればOKです(5年間で)。

以上全ての条件を満たして初めて申請できるのです。いかがでしょうか?かなり申請だけで骨が折れそうですよね。でも、意外と準備を始めるとすぐに申請条件は満たせると思います。特に今は学会・研修会がweb開催(もしくは現地開催とのハイブリッド)になり地方の人間でも大きな学会に参加しやすくなっています。総会などは点数が高いので積極的に参加していきましょう。

かかる費用としては、申請料15,000円、研修料12,000円、一次試験料10,000円、二次試験10,000円、登録料20,000円になります。力試しとして輸血領域に携わっている方はぜひ積極的に受験してみましょう。合格率はかなり低いです。なので、しっかりとした試験対策が必要となります。

細胞治療認定管理師

受験資格は、必要単位数の取得して、実際の細胞調整の実績が必要になってきます。申請料10,000円、講習料5,000円、試験料10,000円になります。この資格は比較的新しい資格なので、合格率は比較的に高いです。しかし、資格者の増加に伴い合格率は低下していくと思われるので早めに取得することをお勧めします。細胞治療は、今後、輸血・移植領域に欠かせないものとなっていくと思われます。

認定HLA検査技術者

認定HLA検査技術者は組織適合性に関する専門知識や精度の高い検査の施行を通じて、医療及び社会へ貢献するために制定されました。HLA検査を自施設で行っている病院は比較的少ないかと思いますが、HLA検査を自施設で行っている方は取得しておいてほしい資格になります。

受験資格は、必要単位数の取得、必須講習の参加、QCワークショップの参加などが必要になります。申請料15,000円になります。

認定臨床微生物検査技師

認定臨床微生物検査技師は、臨床微生物学と感染症法の進歩に伴い作られました。ICTなど細菌検査室の臨床検査技師は活躍できます。

受験資格は、臨床検査技師の免許を保有していることに加え、微生物学の学会発表、論文投稿歴などが必要になります。

かかる費用としては、申請料15,000円、試験料・指定講習会受講料20,000円、登録料20,000円になります。合格率は、他の認定資格に比べて高めに設定されているようです。

認定血液検査技師

認定血液検査技師は、血液検査分野の知識・技術を有する臨床検査技師の育成を図り、より良質な医療を国民に提供することを目的として導入されました。筆記試験・細胞形態試験・実技試験がそれぞれあります。

受験資格としては、臨床検査技師の免許を保有していることに加え、指定の学会の会員であること、必要単位数を取得していることなどが挙げられます。

かかる費用としては、受験料30,000円、登録料10,000円がかかります。認定臨床微生物検査技師と同様に、合格率は高めに設定されているようです。

 

サイトメトリー技術者認定

つづいて、サイトメトリー技術者認定です。フローサイトメトリーは現在欠かせない検査です。病気の診断だけでなく、治療薬の効果判定などにも使われております。特に血液学・腫瘍学の分野では、フローサイトメトリーの結果が診断・治療に大きな影響を与えます。失敗は許されません。

受験資格に臨床検査技師の免許保有は含まれません。試験を受けるには、指定された講習会を受講する必要があります。他の認定資格とは違い、DNAコースか、表面抗原コースを選択できます。おすすめなのは表面抗原コースです。

かかる費用としては、受験料10,000円、登録料20,000円がかかります。

認定一般検査技師

認定一般検査技師は2005年に制定された比較的新しい認定資格です。新しい認定資格でも合格率は低いので注意が必要です。一般検査の名称で取り扱う材料は、尿、糞便、髄液、胸水、腹水、心嚢液、関節液、精液等を主な対象とし、鼻汁、胃液、膵液、BALF(気管支肺胞洗浄液)も含まれます。材料がかなり多岐にわたります。それだけ必要な知識が多くなります。

受験資格としては、臨床検査技師の免許を保有していることに加えて、日本臨床検査技師会の生涯研修教育制度を終了していることが挙げられます。

かかる費用としては、受験料20,000円、登録料5,000円となっています。

合格率は30%程度と言われています。

認定救急検査技師

認定救急検査技師は救急診療の知識・技術を持ったことを証明できる臨床検査技師です。緊急臨床検査士の上位互換といったイメージでしょうか。わたくし的に臨床検査技師のもつ認定資格の中で1,2番を争うかっこいい名前の認定資格です。(ライバルはもちろん認定輸血検査技師です笑)

受験資格としては、臨床検査技師の免許を保有していることに加えて、認定救急検査技師制度指定講習会を必要数受講していること、必要学会に加入していること、資格単位数を保有していることなどが挙げられます。緊急臨床検査士の時にも触れましたが、緊急臨床検査士を保有していると5点加算なので、緊急臨床検査士を持っておいた方がいいです。

かかる費用としては、申請料33,000円、登録料3,300円になります。

CRC

CRCは、Clinical Research Coordinatorの略語で臨床研究コ-ディネ-タ-を指します。医師や製薬会社の方たちと協力して治験を進めていきます。2003年に制定され、臨床試験の適正かつ円滑な実施に貢献できる人材を日本臨床薬理学会認定CRCとして認定しています。

受験資格としては、CRC導入教育研修を修了していることや、2年以上の実務経験があることなどが挙げられます。

かかる費用としては、申請料12,000円、登録料5,000円となっております。

 

最後に

いかがでしょうか。知らない認定資格もあったのではないでしょうか。それだけ臨床検査技師の仕事が細分化されているということですよね。全ての認定資格を保有することは100%無理です。全ての認定資格を保有している方が居ましたら一度お会いしてみたいです(笑)すこしでもいいなって思ってくれた方は下の「サポート」からパパさん一家をサポートしてもらえたら励みになります。 それでは。